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今日は7人くらい一年生が集まった。
その中には2日前の試合に出た者もいる。
短髪で金色の髪をした不良気取りの青年がヘラヘラ笑いながら話の中心となっている。
「てかお前さー、一昨日の試合まじウケたなー。1ラウンドももたねーのかよww」
そう言われた気の弱そうな少年はしょんぼりしている。
「だ、だってさー、相手は中学校からやってるんだよ?勝てっこないって、、、」
「だったら試合なんてでなけりゃいいのに。だりーだけだろ?」
金髪が少年の肩をぽんぽんと叩く。
「でも、監督に出ろって言われたから、、、」
すると今度はロン毛のイケメン風な奴が少年に話かけた。
「そんなやつシカトしとけばいいんだよ。ウザいだけじゃん。」
するとそーだそーだと回りの連中も頷いた。
「俺らの監督は半端だからよー、練習にもこねーし、なのに試合は出るように言ってくるしよー無視だよ無視。」
「確かに、適当な癖に顧問ぶってくんなっつーの。
半端なのに人に指図すんなよなー。」
「じゃあ、今日から真面目に行こうか。」
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