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その声は入り口から聞こえた。
その場にいた一年生全員が驚いたように入り口を見た。
そこには、監督が立っていた。
先日までとは全然違う。
目つきも、オーラも、何もかもが違っていた。
「本気で練習したいんだろ?だったらしようじゃないか。今からでも」
監督は一年生達に歩みよると静かにこう言った。
「今までの俺たちはただのクズだ。本気になればやれると勘違いしているただのおめでたい奴らだ。だが違う。いつでも本気でいない奴には本気を出したい時に出せない。自分の限界を知らないからな、いざ本気を出そうとしても体が勝手に手を抜くんだ。
だからこれからお前達に本気で闘い、必ず勝つ方法を教えてやる。
これから毎日俺がお前達に強くなる為に何が必要かを叩きこんでやる。
辞めるならいまのうちだぞ。
やりたいやつだけこい。
いつまでさなぎのままで安心してやがる。とっとと殻をやぶってその場から飛び立とうじゃないか。」
ここから無双高校を変える
監督の意思は固かった。
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