天耶の日常

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玄関の外には猪筑島和人が立ったいた。 「おはよう。」 とテンションがない声が聞こえた。 暗い・・・ しかし、笑顔を見せている。 まるで寄生虫に栄養を吸われている?死にかけみたいになっている。 「おはよう和人。元気がないんじゃない、これ食べて。」 パンを和人の口に突っ込む。 「ムハアダビバ・・・」 口の中でパンが少ししかない水分を吸収する。 ひゅ~ 和人が転がっている。 「うきゅー!和人ぉぉ!」 朝から死者一名。 「和人がいないと私生きてけないよ!」 泡が口から出ている。 千草は和人が溺れるほどの涙が流れている。和人水死? 「ゴボブ!」 和人が目を覚ます。 何もなかったように学校に向かう。 「行ってきます。」
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