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それにしても『さいってぇー!!』か…。
あながち間違ってないんだよね…。
私は大人数でつるむ嫌いだし…てか、1人の方が気楽だもんね~。
「おい、本郷。
またお前、ケンカしたのか?」
「なに?健ちゃんには関係ないでしょ?」
このうるさい人は私の担任、藤原 健太 (Fujiwara Kenta) 。
私は健ちゃんって呼んでる。
私の事をまあ…心配してくれてるんだと思う。
「髪の色もどうにかして来いよ…。
いくら地毛でも、目立つだろ?」
「…私はこの髪の色が好きなの。
色を変えるつもりはない。」
そう…私の髪は蒼色。
染めてるってよく注意されるけど、地毛なんだから仕方ないって健ちゃんがいつも助けてくれる。
私、健ちゃんに迷惑かけてばっかだな。
「まぁそう言うと思った。
じゃ、俺は行くからもうケンカすんなよ。
あ、でもする相手がいねーな。」
「うっさいな~。
どうせ友達もなにもいませんよ。」
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