{藺十 空飛}

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寒い寒い真冬の夜に俺を、人気のない片隅でみつけたそうだ。 それと同じ時期に虎登も。 そしてヤクザの組長はあることを思い付いたそうだ。 [特別構成員] この餓鬼どもを使って、将来組の有利になるような兵器として育てようと。 馬鹿げた話だろ? 赤ん坊の俺達をみてこの馬鹿組長はそんな事を思い付いたんだ。 今もこれからも抜け出せない 闇の世界で生きていくんだ。 普通の生活なんて知らない。 物心ついた頃から、非現実な世界しか知らない俺達に普通の生活を望むことなんて知らないんだ。
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