不良様との日常1

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そして今は月曜の放課後。 あー、まだこれから4日も学校かー。 今日はそういえば麻夜先輩来なかったなぁなんて思ってると………… 教室の扉の所に彼が……。 湊「あ、錦城。今良いか??」 玲「え??俺っすか??琥珀ならトイレなんでもうすぐ来ると思いますよ」 湊「いや、ちょっとお前に聞きたいことがあってな」 ?? 何だろ?? 何か訳ありなカンジだったから人気のあまり無い廊下に来た。 玲「何ですか??俺に話って」 やべー。この人マジイケメンだ。 惚れそー(笑) 嘘です。 俺、この高校では希少種族のノーマルなんで!! とか思いつつ聞く。 湊「琥珀って俺に遊ばれてるとかまだ言ってるか??」 はい……?? 玲「いやいや!!そんな事一言も言ってませんよ??」 てゆうか、マジ恐い!!殺される!!助けてー!!とかしか言ってません……。 湊「ホントか!!?」 玲「マジですマジです。 でも何でそんなこと??」 すると何やら深刻そうな顔つきになった。 湊「琥珀が、俺とこの前昼一緒に食った時、第一声が『僕を食べるんじゃないのか』って。 俺、マジでそんな風に思われてて………ちょっとショックだった」 ………。 玲「はははッ!!!麻夜先輩!!それ違いますよ!!」 いきなり笑だした俺にちょっと驚いてる麻夜先輩。 湊「違うって何が??」 玲「多分、その『食べる』はモグモグムシャムシャの『食べる』です(笑) 琥珀はそっち方向のネタの知識は皆無なんで」 湊「そうなのか!!? 良かった………。 じゃあ、俺は別にそんな風に見られてた訳じゃないんだな??」 玲「はい(笑) あ。でも先輩。それはそれで……」
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