プロローグ

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これはある男の人生の回想とあり得た未来の話 彼はアーマード・コア(以下AC)と呼ばれる人形巨大ロボットのコックピット内で見つかった。 通常のACをはるかに凌ぐ大きさの特殊ACとの戦闘の跡地で。 一般人はおろかレイヴンの生存すらあり得ない戦場の跡地で。 その機体の中には二人の人間がいた。いや、一人の人間と一つの人間が。 中の子供を守るために戦ったのか大人の方はすでに息耐えていた。 子どもは気絶しているだけで、その戦場の生き残りだった。 顔がよく似ている二人は恐らく親子だと思われた。 そこまではただの少年の奇跡の生還の話。 もっとも、これからの人生を考えるのならばそこで死んだ方がましだったのかもしれないが。
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