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光がキラキラ、キラキラ、降り注ぐ。 巨大な大木の前で、フウは自転車を止めた。 「着いた、着いたー。フウお疲れさまー」 ストンと飛び降り、ユキは鞄を地面になげると大木の根っこのそばに寝転がる。 「こらサボりか」 しぶい顔をするヒカルに、ユキはむー、と唇を尖らせた。 「サボり違いますー。自然体験学習会」 「またまた」 ヒカルはため息をつきながらも、ユキのとなりにねっころがった。
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