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良「そんな・・・」 さくらはこれまでのことを全て打ち明けた。 良「つらかったな… はやく逃げよう!」 大「それはできんな」 ふりかえれば血相を変えた大旦那と数人の家臣がいた。 大「そいつを渡せ。ウチに悪影響をもたらした疫病神を、わしの手で成敗してやるのだ。」 良「さくらは渡さない!もうお前なんかには二度と!」 大「貴様…誰に口を聞いているのかわかっているのか!!」 さ「良太…お願い、やめて!」 良太1人にこの人数は不利だと気づいたさくらは良太を説得する。 さ「もういやなの!誰かがいなくなるのは!」 死んでいった父 一度は手離した愛しい人 良太がいなくなったら、わたしはまた1人になってしまう さ「お願い…」 良「俺はもう目の前でお前を失いたくないんだよ!! 今度こそ…お前を守らせてくれよ」 さ「良太…」 違う。失いたくない。 だから逃げるの。戦わないの。 戦って守るだけが道じゃないの。 あなただけに守られるなんて嫌。 あたしにも守らせて。
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