3人が本棚に入れています
本棚に追加
良「そんな・・・」
さくらはこれまでのことを全て打ち明けた。
良「つらかったな… はやく逃げよう!」
大「それはできんな」
ふりかえれば血相を変えた大旦那と数人の家臣がいた。
大「そいつを渡せ。ウチに悪影響をもたらした疫病神を、わしの手で成敗してやるのだ。」
良「さくらは渡さない!もうお前なんかには二度と!」
大「貴様…誰に口を聞いているのかわかっているのか!!」
さ「良太…お願い、やめて!」
良太1人にこの人数は不利だと気づいたさくらは良太を説得する。
さ「もういやなの!誰かがいなくなるのは!」
死んでいった父
一度は手離した愛しい人
良太がいなくなったら、わたしはまた1人になってしまう
さ「お願い…」
良「俺はもう目の前でお前を失いたくないんだよ!!
今度こそ…お前を守らせてくれよ」
さ「良太…」
違う。失いたくない。
だから逃げるの。戦わないの。
戦って守るだけが道じゃないの。
あなただけに守られるなんて嫌。
あたしにも守らせて。
最初のコメントを投稿しよう!