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さくらが嫁いで三年が経った。
さくらの父親は結局それなれの看病もしてもらえずに、さくらが嫁いで半年であっけなく死んでしまった。
さ( おとぉ…あたし1人になっちゃったよ… どうすればいい?)
さくらが嫁いだ相手は大内広重という男は、最初はさくらにかまっていたもののすぐに他の女たちのところへ出ていってしまうようになった。
自分は一体なんだったのか
なんのためにここにいるのか
そればかり考えるようになっていた頃、ふと良太の言葉を思い出した。
『お前の誕生日に竹林で待ってる。』
その言葉がさくらに少しの希望と寂しさを与える。
良太…良太…
さ「会いたいよぅ…」
でもあなたを見捨てたあたしはもうあなたに会えない。
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