~戦線参加~

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「はぁ…なんとかなったな。」 俺はその場に力尽きたように座り込んだ。 正直、うまくいく確立は五分五分だった。 もしかしたらあの男の少女がどこかに隠れていたかもしれない。 もしかしたらあの男の仲間がどこかに隠れていたかもしれない。 今はあの男がそういった仕掛けをしていなかった事に正直助かったと言わざるをえない。 「さてと。」 考えたいことは山ほどある。 あの男の正体について。 そしてこの“脳に記憶されたルールブック”についてもだ。 だが、今一番に優先すべきは… 「…マスター…?」 この少女だろうな。
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