~戦線参加~

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その日は、曇り空でじめじめした空気だった。 夏の曇りの日ほどありがたく、迷惑なものはない。 まず、何故ありがたいか。 それはもちろん、太陽を隠してくれるからだ。 暑いのが嫌いな俺からしたら、これほど望むものはない。 ただ、欠点は先程言ったように…じめじめとするのだ。 夏の暑さに妙な湿り気が交ざりあってもう最悪。 俺のくせ毛もさらにくせが強くなる。 結論、夏は嫌いだ。
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