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「で、お弁当を食べながら色々教えてもらったんだ~。」
俺は海先輩の話を聞いて軽くため息をはいた。
「つまり...疲れて寝てた上に、先輩に餌付けされていたと。」
「そういう事に...なる。」
ニースもさすがに反省してるのか、かなりへこんでいた。
「まあ、見つかった相手が海先輩だったからよかったが…次からは気を付けろよ?」
「…うん、気を付ける。」
「よし。」
俺はニースの頭をぽんぽんと撫でる。
「う、うみゅう。」
撫でるとニースは気持ち良さそうにするので俺はつい顔をほころばせる。
「ほわぁぁ…可愛いなぁ…」
横を見ると、海先輩が眼にハートが浮かぶくらいにトリップ状態になっていた。
「…先輩も撫でます?」
「いいの?」
先輩、手がもうそわそわしてますよ。
「もちろん、どうぞ。」
「そ、それじゃあ。」
先輩は手を伸ばし、そして
ぽむっ
「へ?」
俺の頭を撫でた。
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