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「それで?あなたは何を知りたいの?」
「そうですね...まずは...ん?」
俺は考えながら、ふと生徒会長の頭の方を見た。
そこには赤い点の様なものが小さく光っている。
(この光...まさか!?)
俺はとっさに動き、生徒会長を突き飛ばす。
「きゃっ!」
俺はそのまますぐに身体を捻る。
「ふっ!」
するとタァン!という音と共に銃弾が俺の頬をかすった。
(あっぶねぇ!?)
俺は体勢を戻すと、倒れている生徒会長を一気に抱きかかえる。
「えっ!?ちょっと!」
「ニース!」
「...あいさー。」
俺が呼ぶと、ニースがすぐに姿を現す。
「相手の狙いは生徒会長だ。俺が生徒会長と先輩を一旦校舎内に連れて行く。そこの扉まで護衛、頼めるか?」
「了解。」
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