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さて、問題はこっちだな。
「この檻...どうするかな...」
勿論檻には鍵がかけられており、近くに鍵の類は見当たらない。
「ぶっ壊すしか、ないでしょうね。」
「...だな。」
正直これから鍵が何処にあるかなんて探しに行くより壊した方が早いし簡単だ。
「夕凪でも連れてくるか?あいつなら切れるだろ。」
「そうね、それが一番手っ取り早いかも。呼んできてもらえる?」
「ああ、了解。」
そう言って上に上がる階段の所まで行くと、
ヴゥゥゥゥゥゥゥウ!!!
という音が建物中に響きだした。
「な、何だ?」
「一体...!?、楓!後ろ!」
「えっ?」
唯歌の声で後ろを振り返るが、遅かった。
「かはっ。」
俺は目の前にいる謎の少女によって、腹をナイフで刺されていた。
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