武装中学生

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「単なる生徒の操縦ミスだったって。修正と独房入りらしいよ」 放課後、耳の早い生徒がさっそく報告しているのを横目に、ゼンジが無言で帰り支度をしていると、マホが話しかけてきた。 「ねえゼンジ、スリーマンセルの自由研究の発表はどうする?」 「え?ソウイチはどうしたいって言ってる?」 「ソウイチは・・ゼンジの戦術スキルを活かしたいって言ってるわ」 「あんなのマグレだよ。たまたま上手くいっただけさ」顔が赤くなる。 「でも去年の練武祭の戦術シミュレーションで、高等部でも上位のスコア出したのゼンジだけよ。みんな知ってるわ」
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