俺とちはる

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『カッコいい!!』 『そう!すべてがカッコいい奴…それがこの俺企ンダーレッド!少年また会おう!』 酔ってたとはいえ…この落とし前は自分自身でつけないとな… 「安心しろお前達、ヒーローは存在する。今度俺が会わせてやるから、もう喧嘩はすんな!」 「「本当?!」」 目を輝かせ声を合わせる子供達ちに俺はVサインをする。 なんだかんだでヒーローは実在しない事なんていずれはバレる… でも、その日はもう少し後でもいいかな 俺は子供達に夏休みの最後にヒーローに合わせる約束をして家路を急ぐ。 ひとまずついた大ボラの半分くらいはなんか証拠残さないとな… 「範馬◯次郎ボコって、ハワイ行って、タロウの実家にお中元か…ハードル高ぇなぁ。……この際ブルーもよぶかぁ。」 俺は携帯を取り出しニヤリと笑う 「忙しい夏休みになりそうだな」 抜けるような青空の中ブルーの悲痛な叫び声がこだまするのはもう少し先の話し 完
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