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その後は他愛ない話をしながら校舎に入り、海人は、四宮のノートをうつす作業に勤しんだ。
提出期限には間に合って二人は安堵の顔を見せた。
「お疲れ様…ジュース買ってきますね。海人はいつものでいいですか?」
「あっ…僕も一緒に…」
そう言って席を立とうとする海人の肩をポンっと叩いて、微笑む。
「待ってて、すぐ行ってきますから」
海人はまた小さく頷いて、四宮の影を目線で追った。
いつも優しい四宮、自分は迷惑ばかりかけて…小さい頃からずっと…
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