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この人は、誰?
「桃ちゃん…生まれてきてくれて、ありがとう。まさか、冗談で言った名前がつくなんて…もっと可愛い名前、つけてほしかった?あははっ…」
突然すぎて、頭がついていけない。
どうしてあたしの名前を
知ってるの?
「舞に、伝えてほしい。桃ちゃんなら大丈夫。僕が保証する。だから、幸せな道を、桃ちゃんの描く道を、どうか信じてあげてほしい。」
この人は、まさか…
「海野…大貴さん?あなた、海野大貴さん!?」
黄色い光の粒で眩しすぎてよく見えない。
「桃ちゃん…夏輝くんを…大切に。」
次の瞬間、
光が一気に強くなった。
「待って…」
あたしの声は白い世界に溶けた…
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