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「…待って!」
気がつくと、自分のベットに横になっていた。
あれは…夢?
「…夢なんかじゃない。」
手には、あのときのタオルが握られている。
ほんのり、レモンの香りが残っている。
「写真…」
急いで屋根裏部屋に向かった。
絶対にある。
写真…
『大ちゃんアルバム』
これかも!
「あってますよーに。」
パラッ…
「嘘…」
制服姿の2人が写っている。
電車であった女子高校生も、海であった人も…
この2人だった。
「海野さん…ありがとう。あたし、決めたよ。」
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