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「あっるっこー、あっるっこー!あたしはー元気ー♪」
全然、元気じゃない。
だけど、強くないとママはあたしを忘れてしまう。
「あ…」
あたしは、いつものように海沿いを歩く。
そして…
あのこを見つける。
「今日も海見てるんだね!何を見ているの?」
いつもの通り、
声をかけてみる。
「…うん。あそこ…」
今日は気が向いたのか、
そのこが見ているところを指を差した。
「海?空?」
「…そのちょうど間くらい。」
海と空の…間?
「そんなこと…考えたことなかった。」
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