-2 あたしは、あたし。-
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それから何も言わないで、砂浜に戻った。 あたしには、よくわからない。 彼が何を考えているのかが。 あたしは急いで家に戻った。 お母さんが 「どうしたの?」と、 優しく声をかけてくれた。 とにかく涙が止まらなかった。 「あたしっ…いじめられてるの…助けて…」 必死に助けを求めた。 「舞…怖かったでしょう?もう大丈夫よ。来週ね、北海道に引っ越すから。こことはお別れだから。」
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