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「うん。陽一さんとの子供だったら絶対かわいいだろうな、少なくとも完璧な容姿の子が生まれるだろうな、って考えてた。
まあ陽一さんに似ればだけどね。」
末期な頭のままついそう言ってしまうと、陽一さんは目を見開いて固まった。
あれ。
今私なんか恥ずかしいこと言ったかもしれない。
あれ。
目の前の人をべた褒めしてしまったことに羞恥を抱いた私がごまかすため
あはは、と笑うと陽一さんの目が輝きだす。
「楓さん!あなたはどうしてそうもかわいいんですか!」
そう叫ぶとガタっと立ち上がり、私の方へ来たかと思うとギュッと抱きしめてきた。
「え?え?ちょっと?」
突然の抱擁に驚いていると、
「俺たちの子どもなんだからかわいいに決まってる!
楓さんは分かってないようだけど、あなたも充分美しいんです!容姿はまず問題ありません!
ああ、だめだ!考えてたら早く子供が欲しくなってきた!
作りましょう!今すぐっ!」
「はっ?!」
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