1. 出会い

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 ミーンミンミンミンミンミーーー    カシャッ    カシャッ      カシャッ 「あぢー!」    「はぁ……なんでこう暑いのかねぇ、」   気温がどんどん上がる、地球温暖化によって暑くなっている季節。 俺はカメラを片手に仕事をしていた、いまはざっと気温30℃はあるだろう、 俺は暑すぎて白のタンクトップにジーパンの姿で汗をかきながら写真を撮り続けていた……   「あっちぃ……ん?」 ふと、ファインダーに越しに女性の姿が見えた 「あの……」   「はい?」   「何を撮っているんですか?」   下から覗くように質問をしてきた彼女に俺は何て説明をすれば……?と急に頭をつかう…えーっと……あ! 「これ?」 俺はカメラに指を指し示した 「はいっ」   「風景だけど……」 そう、答えるしか無かった。 彼女をよく見ると、ピンクのワンピースにストレートの髪、顔が小さく俺はふと、”可愛い”と思った。   「凄い!!カメラマンさんなんですね?」 「あ、あぁ」 彼女の称賛で我ながら天晴れとおもうくらい照れてしまう 「いいなぁ素敵ですね!」  「あ、ありがと……」 よし、称賛してくれたんだ撮ってやらないと気がすまない! 「一枚、記念に撮ってあげるよ?」   「え!?いいんですか?私なんかが……」戸惑う彼女に俺は遠慮してるんだと思い、 「いいよ、撮ってあげる。てか撮らして?」   これなら撮らせてくれるだろう、そう思ったが 「私なんて……かわいくないからいいです!!」 自分を卑下し、手を前にして断られた。 否定された彼女に俺はなぜか悲しくなりなにも言えなくなった……。   「……」    「?…どうか……しましたか?」 心配する彼女に俺は思ったことを伝える、こんなんでは俺の面子(めんつ)がたたないからだ。 「…そのさ、初対面(しょたいめん)の子にいいたくないんだけど……」 「はい……」
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