140人が本棚に入れています
本棚に追加
ミーンミンミンミンミンミーーー
カシャッ
カシャッ
カシャッ
「あぢー!」
「はぁ……なんでこう暑いのかねぇ、」
気温がどんどん上がる、地球温暖化によって暑くなっている季節。
俺はカメラを片手に仕事をしていた、いまはざっと気温30℃はあるだろう、
俺は暑すぎて白のタンクトップにジーパンの姿で汗をかきながら写真を撮り続けていた……
「あっちぃ……ん?」
ふと、ファインダーに越しに女性の姿が見えた
「あの……」
「はい?」
「何を撮っているんですか?」
下から覗くように質問をしてきた彼女に俺は何て説明をすれば……?と急に頭をつかう…えーっと……あ!
「これ?」
俺はカメラに指を指し示した
「はいっ」
「風景だけど……」
そう、答えるしか無かった。
彼女をよく見ると、ピンクのワンピースにストレートの髪、顔が小さく俺はふと、”可愛い”と思った。
「凄い!!カメラマンさんなんですね?」
「あ、あぁ」
彼女の称賛で我ながら天晴れとおもうくらい照れてしまう
「いいなぁ素敵ですね!」
「あ、ありがと……」
よし、称賛してくれたんだ撮ってやらないと気がすまない!
「一枚、記念に撮ってあげるよ?」
「え!?いいんですか?私なんかが……」戸惑う彼女に俺は遠慮してるんだと思い、
「いいよ、撮ってあげる。てか撮らして?」
これなら撮らせてくれるだろう、そう思ったが
「私なんて……かわいくないからいいです!!」
自分を卑下し、手を前にして断られた。
否定された彼女に俺はなぜか悲しくなりなにも言えなくなった……。
「……」
「?…どうか……しましたか?」
心配する彼女に俺は思ったことを伝える、こんなんでは俺の面子(めんつ)がたたないからだ。
「…そのさ、初対面(しょたいめん)の子にいいたくないんだけど……」
「はい……」
最初のコメントを投稿しよう!