勇者がイケメンって設定はどこから生まれたのだろうか

28/53
6147人が本棚に入れています
本棚に追加
/628ページ
一方こちらはヴァルハラ対石田三成。 状況は互角の勝負を繰り広げているが、空中戦が出来る部分を考えると若干ヴァルハラのほうが有利である。 「行くぞ!」 ヴァルハラは空から槍を使って強襲する。三成は地上戦でしか戦えないものの、空から降りてきたときのチャンスを伺っていた。 そしてそのタイミングを掴んだのか、刀に手を掛けて構える。 「フン!」 直後、居合い斬りをした三成。 「見誤ったな!それでは当たらんぞ!」 笑いながら突っ込んでくるヴァルハラ。しかし三成は平然としていた。 「本当にそう思うか?」 その言葉の後、凄まじい斬撃がヴァルハラを切り刻む。時間差を利用した見事な居合い斬りにヴァルハラは引っ掛かったのだ。 「死ね」 斬撃を食らわせたら三成の独壇場である。得意技の刹那でヴァルハラの目の前に瞬間移動し、更なる連撃を食らわせてゆく。 主にペガサスの翼を斬り裂いてゆく。空中への移動手段を潰し、戦う条件を同じにするつもりだろう。 「やらせるかぁぁぁ!!」 ヴァルハラも翼をもがれまいと槍で三成を刺しに行く。それに気づいた三成は槍を刀で弾き返し、目にも止まらぬ剣劇へと持ち込んでいった。 「くっ、なんて強さだ!」 歯ぎしりをたてながらその様子を見守るキール。 一方真司はこれを見て普通に楽しんでいた。 「教祖と凶王、相性いいかもな」
/628ページ

最初のコメントを投稿しよう!