6149人が本棚に入れています
本棚に追加
「というかさっき勇者の奴がすげぇため息つきながら学校から出ていったのを見たぜ。何かあったか?」
俺のせいですねwwちょっと虐めてみただけでこの結果とは……精神弱いね。
もうちょっと屈強な心を持たないと今の社会じゃあやっていけないよ。
「アイツなりに壁にでもぶつかったんじゃないの?人は壁を乗り越える生き物だし」
「へぇ~」
あとは適当に談笑しながらエリウスとの昼食を楽しんだ。
3時間目は担当の先生が風邪で寝込んだらしく、学校に来ていないらしい。
よってテスト勉強の為の自習時間となった。
「真司、俺のこのスティックパンを見てくれ。コイツをどう思う?」
邪帝が3時のおやつ代わりに懐からチョコチップが付いているスティックパンを取り出した。
「凄く……大きいです。とでも言って欲しかったのか?」
「ノリが悪いな、お前は」
「ほっとけ。俺は寝るわ」
そうして机に突っ伏して寝ようとした時だ。
「「真司(君)、勉強教えて(下さい~)」」
現れたのは勉強の約束をしたエスカとミーナの2人。2共時間を前倒しして真司とのテスト勉強にきたらしい。
「……仕方ねぇな。てか2人共俺より賢いだろ」
「そんなことないよ?」自分を過小評価する2人。だが本当のことを言うと、俺はこの2人よりもアホだ。
「真司!俺にも教えてくれ!」
テスト勉強に滑り込んできたのはエリウス。コイツだけには勉強で勝てる気がする。
最初のコメントを投稿しよう!