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ビリビリ…!!!と、その場の空気が凍りついた。
と、
「……すみませんでした……」
同僚たちがバタバタと走り去っていく音が聞こえた。
「………武井、いるんでしょ?」
『……ッッ…く…』
「出てきなよ」
優しい声がドアの向こうから聞こえる。
『玲美さん…勘違いしてます…ッッ…私、仕事できなっ…』
玲美さんが同僚たちに言ったことは嘘だ。
同情なんかで“武井は仕事が出来る”なんて言われても尚更悔しいだけ。
「武井、あんたは仕事できるよ」
『……っ…』
「いつも最後まで残って、掃除してるのってあんたでしょ?」
*
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