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「もっと自信持っていいんだよ」
『玲美さん…』
「ほら、“彼氏”が待ってるわよ。早く行ったげなさい」
―――…
『京夜さんっ…!』
「真菜っ…!?その顔…誰に泣かされたんだ?」
私を“武井”ではなく真菜と呼ぶ京夜さん。
実は会社の人達には内緒で付き合ってるんだ。
だから、周りより少し京夜さんと仲良しな私が僻みの対象になるわけで。
「これじゃあ、付き合ってること隠してる意味ないな…」
そう言って京夜さんはその逞しい体で私を包み込んだ。
鼻腔をくすぐる香水が心地良い…。
*
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