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『私、京夜さんが傍にいてくれれば、それでいいんです』
「真菜…?」
『京夜さんがいるから、失敗しても仕事頑張れるんです』
『でも、』
京夜さんがいないと何も出来ないような、弱虫なんです。
『京夜さんがいないと、死んじゃうんです』
「っ…!」
暗くなったオフィス。
残業の人達は皆、晩御飯の調達に行ってる。
『……っんぁ、京…』
誰もいないオフィスで、官能的なキスをする京夜さんに溺れる。
「真菜…、今ここで押し倒されたいか、俺ん家でゆっくりシたいか…どっちか選べ」
『京夜さん…ッッ…の、』
―――…
次の日、前日と同じスーツを身に纏い、堂々と手を繋いで仲良く出勤した二人が目撃されたのであった。
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