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三日前 15時40分頃
日本国・内閣官邸・応接室
芦川「何でしょうか勝沼博士。重大な話があるとのことでしたが。」
勝沼「師匠から伝言があります。」
芦川「師匠とは・・・・あの方ですか?」
勝沼「ええ。では問題に入りましょう。・・・歪みエネルギーがたまっているとのことです。」
芦川「歪みエネルギー?」
勝沼「ええ。」
芦川「すみません。歪みエネルギーとは何ですか。」
勝沼「地震などは、プレートの移動で動く事は御存知ですね?」
芦川はコクりと頷く。一国の総理大臣としてある程度の知識は持っているのだ。
勝沼「プレートは、年に2~3センチずつ一定の方向に進むんですが、この時プレートがプレートの下に入り込むなどして、一定の歪みが生じます。このエネルギーのことを、少なくとも我々は歪みエネルギーとよんでいます。」
歪みエネルギー。勝沼博士の間などでそう呼ばれれば、もうそれは世界中に通用するだろう。
先程勝沼博士がいった師匠とは、地球の者なら知らないものはまず居ないといっていいほどだろう。
弱冠2歳にしながら、大人も混じった国際物理オリンピック・国際数学オリンピックでどちらも優勝。
4歳にしてHIVの特効薬・ワクチンを開発、
5歳にしてデング出血熱の特効薬・ワクチンを開発、
その翌年ではWHOによってデング出血熱とHIVが完全に廃絶したと発表、
同年にノーベル生理学賞を受賞、同年に「経済の本質」「経済論理」を出版、発売から1ヶ月で世界中で1500万部を突破、調査によると各国のGDPが5%ほど増えたらしい。
これ又同年にノーベル経済学賞を受賞し、まさかの5歳にしてのノーベル賞2回受賞となった。
しかしすごいのはこれからだ。
日本の高知に総合研究所をたてた。助手としての志願者は国内のみならず海外からも来て、郵便と電話回線はネットワークがはち切れるほど多かった。
又、株式会社も設立。この会社の株式は一時期値がつけられない程高くなり、今でも最低単価が3200万程である。
7歳の時には時空間移動理論を提唱。これはノーベル物理学賞になり、国連の会議に出席した時の発言でノーベル平和賞になった。
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