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帰り支度も終え、走っていく芝浦について行きながら着いた教室の前に貼紙が貼ってあった
俺はそれを読んでみると
「"ゆるゆるバトスピ倶楽部"?」
と、書いてあった
俺は芝浦の方を見ると微妙な笑顔をしていた
「ま、まぁ入ってくれ」
芝浦は目の前のドアを開ける。俺はそれについて行った
するとそこには男子生徒一人と女子生徒二人の計、三人いた
内、男子一人と女子一人の顔に見覚えはないが女子のもう一人は
「神宮寺さん?」
「えっ?神奈くん?」
俺の声に反応して三人が一斉に俺を見る
「どうしてここに?」
神宮寺さんはよほど驚いたのか指をさしながらいう
「それは俺が連れて来たからだ!」
芝浦は腕を組みながら言う
「芝浦くんが?」
「おう。まだ入る部活が決まってないみたいなんでな。試しにって事で連れて来たぜ」
「へぇ……じゃぁ改めて自己紹介を……」
神宮寺さんが俺の方に向く
「ようこそ。私はこの部活の部長をしている神宮寺 美菜です。改めてよろしく」
………何だか俺、このままこの部活に入部が決定しそうなんだが……まぁいっか
「じゃぁこちらも、今日からこの学校に転入してきた神奈 恭介です」
そして俺と神宮寺さんは握手を交わした
「それでは、早速私達の部活の部員を紹介しますね。まずは、うちの部活の特攻隊長こと、芝浦 幸作くんです」
神宮寺さん、それじゃぁ芝浦がいけにえみたいですよ
「まぁ、今更挨拶も要らんと思うけどな。芝浦 幸作だ。よろしく恭介」
「おう」
「続いてうちの部活期待の新人、一年生の平野 綾夏(ヒラノ アヤカ)ちゃんと加納 誠悟(カノウ セイゴ)くんです」
神宮寺さんに紹介された二人が俺の前に出てくる
「えっとまずは私から、こほん…はじめまして、平野 綾夏です。気軽に綾夏って読んで下さい」
「ああ、今日転入してきた神奈だ。よろしく、綾夏」
俺は何となく綾の頭を撫でる
「ふみゅぅ……」
「あっ」
俺は直ぐに頭から手をどけた
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