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今日もいつものように黄昏ている。隣のベンチでは、周りの目なんてお構い無しで若いカップルがイチャイチャしている。
「ったくざけんじゃねーよ」
見上げると、いくつもの星が憎たらしいほどキラキラと輝いている。
思えば、高校1年のとき以来彼女なんていない。むしろ女友達の一人すらいない。
しかも、その彼女が人生で初めての彼女だったが、2ヶ月やそこらでフラれてしまった。
まともな恋愛も経験せず、気がつけば俺は19歳になっていた。
「さて、帰るか。」
歩き出そうとした途端、ケータイが鳴った。
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