#1 鮮烈な高校デビュー

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桜の舞う入学式 私、佐伯千夏は高校デビューしましたっ!! 第一志望の篠山台高校に 幼なじみの遥架と合格できるだなんて 本当に幸運だなぁって思う。 「千夏ー、クラス発表みよーよー」 「うん!」 “ねーねー千夏ーはやくぅ” と私の制服の袖をグイグイ引っ張ってる 可愛らしい女の子が幼なじみの遥架。 嫌みのない笑顔が堪らない← 「あっ! あたしC組だっ」 「うちはB組~」 「「…ちっ」」 遥架とクラス離れたのは凄い嫌だったけど このときの私はこれから始まる 人生に一度の高校生活への期待で満ち溢れていた。 もし “あんなことになる” と分かっていたら……… きっとあんなことはしなかったと思う。
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