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皇輝side
“あたしだって…!!
あたしだって…!!
お願いされても嫌だからっっ!!”
頬の痛みと女に初めて怒鳴られたことに
衝撃をうけた俺はただただ呆然としていた。
「ちょっとっ!
皇輝くんあの女、
新入生のサエキチナツとかいうみたい!」
「…サエキ、チナツ??」
ほら、これ!
といって俺の取り巻きの一人である
ユウナは俺に“第108期新入生名簿”なるものを渡してきた。
中をパラパラめくっていると
確かに先程の平凡ちゃんがいた
ふっ
佐伯千夏、ねぇ…
こいつ、なかなか面白いやつかもな。
「決めた。 あいつは今日から俺のだ」
これからの学校生活、
楽しくなりそうだな…ニヤ
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