竜宮さん「サーセンっしたあwwwwww」

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 ……え? 今なんて? 俺の耳がおかしくなければ「お前、アホか」って聞こえたんだけどwwwwwすげぇwwwアホは世界を越えたwwwww 「ふざけた言い方で、顔も人を馬鹿にしてるような顔だったけど、その男の子はボクに手を差し伸べてくれてたんだ。  名前を聞いてみたんだけど、覚えてないっていうんだ。だからボクが名前を付ける事にしたんだ。  昔絵本で読んだ英雄の名前をそのまま使ったんだけど、男の子はすっごく喜んでくれたんだ。ボクも嬉しくて、寒いのも忘れて一緒にずっと話してた。  その日の最後に男の子はボクの名前を聞いたんだけど、ボクは家出したからファミリーネームが無くて、エレナって言ったら男の子が今度は、  "ならお前、じゃなかったエレナ。お前は今日からオレの妹だ!"  えへへ……思い出すだけでにやけちゃう……」  ※今俺に抱きついたまま話してます。 「道端でゴミを漁る生活に飽きて来たころにお兄ちゃんが急にね、「旅に出よう」って言ったんだ。  ボクはその時本当に弱かったし、不安だった。でもお兄ちゃんが大丈夫って言うから一緒に旅に出たんだ。  お兄ちゃんは本当に強くて、今で言うSランクの魔物も軽くあしらってた。そうして七年ぐらいかな、旅を続けていたところに、もう一人家族ができた。  森で倒れてたボクらと同じぐらいの歳の子。今度はボクの弟!  家族が増えるのはやっぱり嬉しかった。あの時家を飛び出してよかったって心の底から思ってる。  それからもう三年かな……それぐらい過ぎたころに事件は起こった」
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