マジキチ! 電波少年!

4/21
前へ
/360ページ
次へ
 流石はドラゴン。翼と言う制空権、機動力があるだけあって、俺の本気を追いつけ追い越せと言わんばかりのスピードで、追いかけて来る。  どうせ俺も簡単に食われる人間だと思っているんだろ?wwww  残念、だったな。俺は決めてるんだ。  どれだけ醜くても、世間体が悪かろうと、どれだけ壊れようとも、どれだけ馬鹿らしくとも、どれだけ見っとも無くとも、 裸エプロン先輩の如く、しぶとく生き残る!! ――良い覚悟だァ……糞餓鬼ィ。 「!? 何だこの光?」 「ガッ!?」  誰かの声が聞こえたと、俺の頭が理解するかしないかのタイミングで、俺の右手から黒い光が発せられる。そして黒い輝きは、その場を包み込む。  ドラゴンにとっても、それは予想外の出来事らしく、突進と言う名の滑空をやめ、地に降り立つ。  輝きが収まった時、俺の右手に有ったのは、 「赤黒い……槍……?」 ――オレのお気に入りだァ、暫く貸しておいてやンよ。ありがたく思いな。  頭に直接響くような声がするが、その声は(口調は荒いが)友好的。  それじゃあ、お言葉に甘えて……無双ならぬ無槍と行きますかねwwww
/360ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4402人が本棚に入れています
本棚に追加