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流石はドラゴン。翼と言う制空権、機動力があるだけあって、俺の本気を追いつけ追い越せと言わんばかりのスピードで、追いかけて来る。
どうせ俺も簡単に食われる人間だと思っているんだろ?wwww
残念、だったな。俺は決めてるんだ。
どれだけ醜くても、世間体が悪かろうと、どれだけ壊れようとも、どれだけ馬鹿らしくとも、どれだけ見っとも無くとも、
裸エプロン先輩の如く、しぶとく生き残る!!
――良い覚悟だァ……糞餓鬼ィ。
「!? 何だこの光?」
「ガッ!?」
誰かの声が聞こえたと、俺の頭が理解するかしないかのタイミングで、俺の右手から黒い光が発せられる。そして黒い輝きは、その場を包み込む。
ドラゴンにとっても、それは予想外の出来事らしく、突進と言う名の滑空をやめ、地に降り立つ。
輝きが収まった時、俺の右手に有ったのは、
「赤黒い……槍……?」
――オレのお気に入りだァ、暫く貸しておいてやンよ。ありがたく思いな。
頭に直接響くような声がするが、その声は(口調は荒いが)友好的。
それじゃあ、お言葉に甘えて……無双ならぬ無槍と行きますかねwwww
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