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「希愛(キア)ちゃん!
ちょっと、まだ診察は終わってないぞ!」
病院内に響く声。
それは、一人の少女に向けられている。
その少女は、歩いてた足をピタリと止め立ち止まると、声の主の方を振り返り
『センセ、私のことは私が一番わかってるから。
だから、ほっといて』
少女は、そう言ってまた歩きだした。
「希愛ちゃん!」
その声を無視して歩く希愛という少女こそが、この私
夢園 希愛(ユメゾノ キア)
今年から高校生の15歳
そして、そんな私に話しかけてるのが
「希愛ちゃん、俺の診察を受けろ!」
訳あって定期的に通っているこの病院の医者で、私の主治医の雪下 智秋(ユキシタ トモアキ)
見た目は、そこらの男よりはいい・・・・ぞくに言うイケメンと言うわけで
その容姿と実力で、この病院ではかなり有名な先生だ。
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