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まあ、そんなことはいいとして
『センセ』
私は、立ち止まり智秋の方に振り向いた。
『私は、もういつ死んでもいいんです。
それは、前々から言ってましたよね?』
「何をいってる。
君はまだ」
『死にますよ?
一年以内・・・もし長引いても長くて一ヶ月ぐらいでしょうね。
センセもわかってるんでしょ?
お医者様は、患者に期待を持たせる言葉を言うのはあまりよろしくありませんよ?
裏切られたときの絶望感は、私がわかってるつもりですから』
私の言葉に、智秋は苦虫を噛んだような顔をした。
それは、図星で悔しいからだろう。
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