『つばき』

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トイレへ駆け込み、口に指を突っ込んで今食べたモノを吐き出した。 「私…悠太を食べた…悠太を…」 泣き叫ぶ私の耳元で、椿の笑い声が響く。 「美味しかったでしょ?ゆ・う・た・君」 高笑いする椿に、トイレットペーパーを投げつけたが、ペーパーは椿をすり抜けて廊下の壁に当たった。 「美春ちゃんは、私だけを見てれば良いの」 あの時と同じセリフ… あの時と同じ…  
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