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レイ「うぅぅぁおおおぉぉぉぉおあぁぁああぁ!!!!」
咆哮を上げて俺は駆ける。
レイ「はぁっ!!」
一閃!横に鋭い一撃を入れる。
グゴャァ…
俺を先程吹き飛ばした魔物は俺の今の攻撃によって体が横に真っ二つになった。
レイ「まだだぁ!!」
そして次々と魔物を倒していき、残るは一体となった。
それを唖然と見るウィアーとバルデイカ国の兵達。
これがレイの、否。今後、《鮮血の銃剣士》と呼ばれるようになる一人の男の始まりとなった。
シュゥゥウ…
レイ「すぅ~はぁ~…!」
シャァァグァァァ!!!
レイ「ぜぇらぁぁぁ!!!」
モンスターランクAAの魔物、《グレイブホーン》はレイの真っ正面から突撃した。
それを俺は向かい打つために《グレイブホーン》の真っ正面から剣を前に構えて突っ込んだ。
シャルァァ!!?
レイ「ぬぐぅぅ…!?」
一人一体の全力の突進でお互いにぶつかり合う。
レイ「やるじゃ…ねぇかぁっ!」
一度を弾いてもう一度ぶつかり合う。
グレイブホーン『貴様も…なぁっ!』
今度は《グレイブホーン》がレイを弾き、もう一度ぶつかり合う。
レイ「へぇ…言葉を発するか…っ!」
グレイブホーン『我も…驚きだ。どうやら貴様とだけなら魔物達は会話が出来るようだな…っ!』
レイ「それが、俺の能力の一つだから…なぁ!」
グレイブホーン『ククッ…面白い奴だ…貴様は…なっ!』
レイ「ハハッ…魔物にそう言われるとはな…っ!」
互いに笑い合うレイと《グレイブホーン》。
レイ「俺はレイ=フォーゼルア…お前は?」
グレイブホーン『我はイオナ…今は《グレイブホーン》の姿をしているが、一応魔人の部類に入る魔物だ』
レイ「偉く賢い魔物さんだことっ!」
イオナ『そちらこそ魔人最強と言われた我の攻撃を今はこの姿とはいえ受け止めるとは…強者だなっ!』
レイ「よく言うよなっ!こんな力しといてっ!」
イオナ『ククッ…止めだ。このままじゃ我が負けてしまう』
レイ「へぇ?何でだ?」
お互いに攻撃を止め、距離を取る。
イオナ『どうせあまり本気すら出してないだろう?』
レイ「まぁ、そうだな」
イオナ『本当に面白い奴だな!お前になら任せられるかもしれない…』
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