タイムスリップ①

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そんな一代を広美は横目で見てから、クルリと背中を向けて、最後の締め作業を続け始めた。 「それより、早く行こっ、石田の雷落ちる前に、準備しないと、帰りも掃除しなくちゃならないよ」 「そだね。でも後ここだけだから~」 そう言って広美は黒板を消し始める。黒板を消しながら "なんで、私、かず以外の人と話せないのかなぁ?もっと、自分を出したいのになぁ、もっとかずみたいに気にせず話せる友達が欲しいよ" と、考えていた。
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