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ガチャリ
と、音を立てて奥の扉が開いた。教科担当職員室から出てきたのは、石川先生だった。
「なんだ、お前らまだいたのか?」
「だって広美が「なんだ、また、宮下が消してくれたのか?いつもすまんなぁ。さぁ、後は先生がやるから早く教室に戻って掃除の準備しなさい。」
「はーい」
広美の代わりに一代が返事をした。
「さ、広美行くよ。」
「ウ、ウン」
先生にお辞儀をして、既に歩き始めていた一代を追いかけた。
「あ、宮下、宮下ぁ!」
石川先生に呼び止められて私は教室に戻ると
「石田先生が放課後、音楽教員室に来るようにっておっしゃっていたぞ」
「あ、はい...ありがとうございます」
ふたたびペコリと頭を下げ私は一代を追いかけた。
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