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僕は自宅の部屋のカーテンを閉め切り鍵をかけた。
「よし、頼むぞ。」
額に滲んだ汗を拭いながら気合いを入れるように呟いた。
完成したアンドロイドに充電したバッテリーを入れ、震える手で「起動」のスイッチをオンにする。
すると、ヴーンと小さく振動してアンドロイドはぴくりと動いた。
長く艶のあるまつげがゆっくりと持ち上がり、ガラス玉のように透き通る大きな瞳がキョロキョロと辺りを見回す。
「…。」
僕はごくりと唾を飲み、出来るだけハッキリとした声でアンドロイドに話し掛ける。
「はじめまして。僕はユウ。きみを作った。」
「…ハジメマシテ。ユウ、アリガトウ。」
アンドロイドはギシギシと、音こそしないものの機械的な様子でお辞儀をした。
「ココハ、ドコ?ワタシハ…?」
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