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雰囲気というものを語るには、
この街はあまりに静かだった。そして暑い。
坂を下りていくと、ぽつりぽつりと人が見える。
どの人もどの人もどこに向かっているのか、速歩きに思える。
この街の片隅にあるのは、二つのスーパーと、病院などの生活に困らないだけの施設だけ。
子供たちが遊ぶには小さすぎるのかもしれない。
かといって大勢がバスに乗って街の中央にいく様子も見られない。
夜には、現れる人の数も減り、夜の街ではないことがわかる。
しかし、人気の無い路上で、ダイエットのためか、大きく手を振って歩く女性(40代くらいか)が一人。
健康のためか、走っている老人が一人。
またそれぞれの人間が動いている瞬間を見られた。
そんなこんなで、今日は帰ることにした。
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