プロローグ

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でも、 小学生に上がってたった4年で私が転校することになった… まるで物語のようなことが実際に起こるんだなと、私は親を憎んだし、神様を憎んだ。 この時のことは、ずっと後悔するかもしれない… でも、別れの時は案外さらっとしたもだった。 なんせ、余り私には友達が居なかったし、泣いてくれる人もいなかった。 せっかく新米先生が開いた“お別れの会”がつまらない映画を見せられる“夏の子供映画会”になった瞬間―――。 後悔その一、“引っ越し” 後悔その二、“私が当時からひねくれていたこと” 4/19 6:32 【宮村家 美鈴の部屋】 「ふぅ………やだ……」 子供のときの夢を見て……私は泣いていた…… 「恥ずかしいな……高校生にもなって……」 引っ越してから5年近くが経っているけど、最近みる夢はいつも“あの時”……。 「はやく…忘れない……とね。」 15の春はまだまだこれから……
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