一章 画面の向こう

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一章 画面の向こう

12:30【1-2教室】 キーンコーンカーンコーン…… 「はぁー」 午前の授業がようやく終わって力が抜けるぅー にしても退屈だなぁー高校の授業って…。 いやいや、母親から高い私立の授業を払わしているんだ…… 「はぁー」 「どうしたの?宮村さん?」 「えーと……」 「私、村田 美結(むらた みゆ)、よろしくね!」 「う……うん。」 はい、すみません。まだクラスの人の名前を覚えてません……と速攻に心のなかで土下座! 「で?どうしたの?」 「へッ?」 「ため息なんかついちゃって……ふぅ、せっかくの高級ホイップメロンパンが台無しになるよ」 「あッ!?うん……」 そうだったそうだった今日の昼食は限定100食のキリムの高級ホイップメロンパンだったんだ……やばいやばい忘れるとこだったよ
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