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俺はミイラ化しそうな程
桃の説教を聞いていた。
「明日香。何とかOKだった。」
「ありがと。」
「一つ約束してもらいたいことがある。」
「何?」
「別々の布団、別々の部屋で寝てくれ。」
「…しょうがないわねぇ。」
「しょうがないわねぇ。に疑問しかないが…。まぁそういうことだ。」
何を言ってるんだこいつは!!と呆れるしかなかった。
「分かったわ。じゃ今日行かせてもらうね。」
「ちょっと待て!!今日は親が夜から仕事なんだよ!」
「だから何?」
トボけた顔でこっちを見ている。
そのトボけた顔も
大人っぽくなっているから
可愛く見えてしまう。
「はぁー。何でもない。じゃ後でな。また連絡してくれ。」
そう言って俺は早めに明日香と別れた。
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