第2章「帰ってきた幼馴染み」

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俺はミイラ化しそうな程 桃の説教を聞いていた。 「明日香。何とかOKだった。」 「ありがと。」 「一つ約束してもらいたいことがある。」 「何?」 「別々の布団、別々の部屋で寝てくれ。」 「…しょうがないわねぇ。」 「しょうがないわねぇ。に疑問しかないが…。まぁそういうことだ。」 何を言ってるんだこいつは!!と呆れるしかなかった。 「分かったわ。じゃ今日行かせてもらうね。」 「ちょっと待て!!今日は親が夜から仕事なんだよ!」 「だから何?」 トボけた顔でこっちを見ている。 そのトボけた顔も 大人っぽくなっているから 可愛く見えてしまう。 「はぁー。何でもない。じゃ後でな。また連絡してくれ。」 そう言って俺は早めに明日香と別れた。
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