第1章「再会」

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(SIDE:酒井佑歌) 「行ってきまーす。」 入学式から遅刻しそうだというのに 焦る気がない。 俺は酒井 佑歌(さかい ゆうた)。 性格はマイペース。 でも最近直さないとと思っている。 8時には家を出ないと 間に合わないのに もう既に8時10分だ。 「気を付けて行くのよー。」 そういって見送る母親。 俺の母親は女手一つで俺を育ててきた。 いつも笑顔で元気がいい。 みんな教室に入っているせいか 校門、自転車置場、生徒玄関 には誰もいない。 俺は、自分が行く教室を 確認しに生徒名簿を 確認していった。 自分のクラスを見つけ 俺は早々と 教室に向かった。
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