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教室に着くと
先生らしき人はいなくて
ホッとしたが
クラスメイトが
一気にこちらを振り向いた。
それに恥ずかしさを覚えながら
黒板に書いてある席順を
確認し、座った。
「来るの遅い。」
横でボソッと呟いたのは
目がクルンとしていて
鼻がスッとしていて
口はプクッとセクシーな感じだった。
髪は茶色がかった色で
セミロングの女の子。
「すみません…」
俺が謝ると少し間が空き
何かに気づいたような顔をして頷き
また元の姿勢に戻った。
俺はその女の子に疑問を抱き
首をかしげたまま
窓の外を眺めていた。
クラスのみんながザワザワし始めた頃
教室のドアが開いた。
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