第2章「帰ってきた幼馴染み」

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長いホームルームが終わり 俺は帰る準備をしていた。 するといきなり明日香がメアドの交換を求めてきた。 「ねぇ佑歌。メアド交換してもいい?」 「全然大丈夫だけど…」 「ほんと?良かった。」 俺と明日香は赤外線で交換していた。 「なんか不思議だな。」 「何が?」 「幼なじみと高校生になってメアド交換するのが。」 「あ、確かにね。」 「…これから3年間よろしくな。」 「よろしくね。」 交換し終わった頃、桃が教室に入ってきた。 「ごめんね、ゆうくん。今日は先に帰ってて。」 「分かった。じゃあな。」 「ごめんね。気を付けてね。」 「おう。桃もな。」 「うん。」 「んじゃ、明日香と帰るか…。」 「うんっ!…ってか何で残念がってんのよ。」 「だって明日香だぞ?」 「佑歌のバーカ!」 こんなやりとりも 明日香と一緒に帰るのも 楽しくて仕方なかった。
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