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長いホームルームが終わり
俺は帰る準備をしていた。
するといきなり明日香がメアドの交換を求めてきた。
「ねぇ佑歌。メアド交換してもいい?」
「全然大丈夫だけど…」
「ほんと?良かった。」
俺と明日香は赤外線で交換していた。
「なんか不思議だな。」
「何が?」
「幼なじみと高校生になってメアド交換するのが。」
「あ、確かにね。」
「…これから3年間よろしくな。」
「よろしくね。」
交換し終わった頃、桃が教室に入ってきた。
「ごめんね、ゆうくん。今日は先に帰ってて。」
「分かった。じゃあな。」
「ごめんね。気を付けてね。」
「おう。桃もな。」
「うん。」
「んじゃ、明日香と帰るか…。」
「うんっ!…ってか何で残念がってんのよ。」
「だって明日香だぞ?」
「佑歌のバーカ!」
こんなやりとりも
明日香と一緒に帰るのも
楽しくて仕方なかった。
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